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更年期障害

menopausal symptoms

症状

更年期障害は、女性が中年期に経験する一連の身体的および心理的な変化を指します。主な症状にはホットフラッシュ、夜間の発汗、不眠、気分の変動、性欲の減退があります。また、骨密度の低下や心血管系の問題も見られます。この変化は、閉経の数年前後に発生し、閉経後も続くことがあります。症状は個人差が大きく、一部の女性はわずかな不快感を感じるだけですが、他の女性は数年間にわたって重い症状に悩まされることもあります。更年期障害の症状は、日常生活に影響を及ぼすことが多く、特に職場や家庭生活においてストレスや不安を引き起こすことがあります。また、これらの症状は女性の生活の質を低下させることもあります。したがって、更年期障害の症状に対する理解と適切な対処は、女性の健康や生活にとって非常に重要です。適切なライフスタイルの変更、心のサポート、場合によっては医療的な介入が必要なこともあります。

原因

更年期障害は、主にホルモンバランスの変化によって引き起こされます。この時期、女性の体はエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが減少します。これらのホルモンは、月経周期、妊娠、そして一般的な健康状態に重要な役割を果たしています。特にエストロゲンの減少は、更年期障害の最も一般的な原因です。エストロゲンは女性の生殖系の健康を維持するのに重要であり、このホルモンの減少は身体的および心理的な多くの変化を引き起こします。症状として、ホットフラッシュ、不眠、気分の変動、性欲の減退などが含まれます。 加えて更年期は、女性の生殖能力の終わりを示す時期でもあります。月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、1年前を振り返って閉経としています。日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40歳台前半、遅い人では50歳台後半に閉経を迎えます。 閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」といいます。この時期はホルモンレベルに顕著な変動があり、更年期の間、女性の体はこの状態に適応しようとしますが、その過程で多くの不快な症状が発生することがあります。これらの症状は、一般的には自然に終息しますが、一部の女性にはより長期間にわたる影響があります。更年期障害の原因としては、遺伝的要因や生活習慣も影響を及ぼす可能性があります。喫煙、不健康な食生活、運動不足などが更年期障害のリスクを高めるとされています。

ホットフラッシュ

ホットフラッシュは、更年期障害の最も一般的な症状の一つであり、突然の温度上昇と発汗を伴います。通常、顔や首、胸部に強い暑さを感じることが特徴です。この症状は、体内のエストロゲンレベルの低下により、体温調節が乱れることが原因とされています。ホットフラッシュの持続時間や頻度は個人差がありますが、数秒から数分間続くことが一般的です。多くの女性は、数ヶ月から数年にわたってホットフラッシュを経験しますが、一部の女性には長期間続く場合もあります。ホットフラッシュの影響は、単なる不快感にとどまらず、睡眠障害や日常生活への影響を及ぼすこともあります。夜間に発生するホットフラッシュは睡眠を妨げ、翌日の疲労感や集中力の低下につながることがあります。

更年期障害におけるホルモン補充療法

更年期障害のホルモン補充療法は、エストロゲンとプロゲステロンの減少によって引き起こされる症状を緩和するために使用されます。この治療法は、特にホットフラッシュや夜間の発汗などの更年期の身体的症状に対して効果があります。また、ホルモン補充療法は骨密度の低下を防ぎ、骨粗鬆症のリスクを減少させることも示されています。しかし、ホルモン補充療法は乳がん、心臓疾患、脳卒中、血栓症のリスクを高める可能性があることが知られています。そのため、ホルモン補充療法を開始するかどうかの決定は、医師との詳細な相談と、個々のリスクと利益の評価に基づいて行われます。また、定期的な健康診断と、ホルモン補充療法使用中のリスクのモニタリングも重要です。乳がんのスクリーニングや心臓病のリスク評価などがこれに含まれます。ホルモン補充療法は更年期障害の症状を効果的に管理する方法の一つですが、全ての女性に適しているわけではありません。そのため、ホルモン補充療法を検討している場合は、必ず医師と相談し、個人の健康状態やリスクを考慮した上で決定することが重要です。

更年期障害における漢方治療

haloクリニックでは更年期障害の治療としてまずは「漢方薬」からスタートすることを基本としています。漢方は、身体のバランスを整え、自然治癒力を高めることに焦点を当てています。更年期の症状は、体内の「気」「血」「陰」「陽」のバランスの乱れと見なされ、それぞれの症状や体質に合わせた漢方薬が処方されます。例えば、「当帰芍薬散」は、ホットフラッシュや発汗、不安感を緩和するのに用いられ、「加味逍遥散」は情緒不安定やイライラに効果的です。また、「女神散」は、頭痛やめまい、肩こりなどに処方されます。漢方治療では、個々の体質や症状に合わせたカスタマイズされたアプローチが取られるため、治療前に専門家による詳細な診断が必要です。また、漢方薬は副作用が少ないとされていますが、他の薬剤との相互作用や、個々の健康状態によっては問題が生じる可能性もあるため、使用前には医師や薬剤師と相談することが重要です。

Q&A

  • 更年期障害は、女性が中年期に経験する身体的および心理的な変化のことを指します。主にホルモンバランスの変化が原因です。
  • 主な症状にはホットフラッシュ、夜間の発汗、不眠、気分の変動、性欲の減退などがあります。
  • 一般的には、女性が40代半ばから50代にかけて更年期障害を経験し始めます。
  • 症状は数年間続くことがありますが、個人差が大きいです。
  • 更年期障害の主な原因は、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の減少です。
  • 漢方薬、ホルモン補充療法、ライフスタイルの変更、心理的サポートなどがあります。
  • ホルモン補充療法は乳がんや心臓疾患のリスクを高める可能性があるため、使用前に医師と相談が必要です。
  • 健康的な食事や運動などが症状の緩和に役立ちます。
  • 更年期障害は睡眠障害や気分の変動などにより、生活の質に影響を与えることがあります。

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halo clinic とは

多様化した働く世代を取り巻く健康課題。
当院は総合内科医の院長と婦人科・心療内科の各専門分野の女性医師が院内で連携し、
身体とココロ、美容の相談ができるクリニックです。

多忙な日々の合間でもご自身の健康と向き合っていただけるよう、
時短をキーワードに、オンラインを積極的に活用した検査体制を整え、待ち時間を最小限にできるよう努めています。

院内はあえて病院らしさを取り除いたデザイン。
アロマの香りでリラックスいただける心地よい空間で、皆様をお迎えいたします。

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  2023年12月更新


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