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北九州市民必見!市が実施している各種検診検査は?検査内容やわかる病気を医師が解説!

皆さんは定期的に健康診断を受診していますか?
北九州市の特定健診受診率は34.2%であり、特に40~59歳の若い世代の受診率が20.1%と非常に低い状況です。
また、北九州市では、市民の3人に1人ががんで亡くなっているそうです

多忙な日々の合間でも定期的にご自身の健康と向き合っていただき、健康で快適な毎日を過ごしましょう。
本記事では、北九州市の方に向けて、北九州市が公費で負担する各種検診検査とその検査内容、どんな事を調べてどんな疾患がわかるのか、haloクリニック小倉の大渕院長がわかりやすく解説いたします!

 

北九州市の各種検診について

北九州市の各種検診は、北九州市の行政が北九州市医師会に依頼して、北九州市医師会が様々な管理をしながら北九州市民の皆さんの健康を管理するために行っている検診です。haloクリニック小倉も2023年7月に開院いたしましたが、このたび10月から北九州市の各種検診実施機関の指定施設となりました。今回は各検診についてお話をしたいと思います。

 

特定健診

特定健診は北九州市内に在住の40歳から74歳までの方が年度区切りで1年に1回、無料で受けることができる健診です。
主にコレステロールや血糖値、血圧、腎機能をチェックしてメタボリック症候群に関連した疾患やの発症や重症化の予防をかねた健診です。
職域健診を受けられない国民健康保険を持っている方が対象となります。対象者の方には北九州市から受診券がご自宅に届いていると思いますので、検査の際は受診券をお持ちください。

 

若者健診

若者健診の内容は特定検診と変わりませんが、対象者が18歳から39歳の方になり1,000円で健診ができます。年齢が若いとご自身で健診を受診しようとする方は少ないですが、1,000円で、自覚症状のないご自身の健康状態が把握できますので、ぜひ利用していただきたいと思います。

▼特定健診・基本健診・若者健診については、北九州市のHPも確認ください
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/17200037.html

 

乳がん検診

北九州市の乳がん検診は、北九州市内在住の40歳以上の方が対象で、2年に1回マンモグラフィを受けられるようになっております。
haloクリニック小倉のマンモグラフィは、日本乳がん検診精度管理中央機構認定の女性技師が実施いたします。
また、マンモグラフィの画像を診て悪性の判断をする医師は、検診マンモグラフィ読影医師という認定制度がありますが私は認定資格を持っておりますので第1読影と言って、最初の1回目の読影診断は私が行います。その後画像を医師会に送付し、第2読影は読影資格を持った別の医師が行います。2名の医師の確認のもとに診断をし、結果を受診者さまへ郵送します。
結果は大体1カ月以内ぐらいにお手元に届きます。もし異常が見つかれば乳腺外科専門の医療機関で受診いただければと思います。乳がんは早く見つかれば9割以上の方が治る病気ですから、自覚症状があるならもちろんですが、自覚症状がない方も、北九州市の制度を使って2年に1回受けていただければと思います。

当院で乳がん検診を受けていただく場合は、この市の検診にかかわらず、全て女性の医師とスタッフが対応します。検査のときには、羞恥心を軽減できるよう、乳房が片方ずつ出るようなポンチョタイプの検査着もご用意しておりますので、来院時の服装もお気になさらずに思いついた時にすぐ来ていただければと思います。

▼乳がん検診(マンモグラフィ)については、北九州市のHPも確認ください
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/17200036.html

 

子宮頸がん検診

子宮頸がん検診は、国の指針では2年に1回ですが、北九州市では1年度に1回、検診することが可能です。
対象は北九州市在住の「20歳以上の女性」で会社等の検診を受ける機会の無い方は、1年に1度「1,000円」で受診可能です。
ただし、下記に該当する方は検診料が無料になります。

  • 70歳以上の人
    ※ 年齢を証明できるもの(保険証など)を持参してください。
  • 市民税非課税世帯に属する人
    ※ 事前に区役所で無料受診券の交付を受けてください。
  • 生活保護世帯に属する人
    ※ 事前に区役所で無料受診券の交付を受けてください。
  • 高齢者医療確保法による後期高齢者医療被保険者証を持っている65~69歳の人
    ※ 後期高齢者医療被保険者証を持参してください。

また、20歳になられた市内在住の女性の方は無料で検診ができるよう、北九州市から「無料クーポン」が届きます。
検診実施医療機関において有効期限内(届いた年度の3月31日まで)に無料で検診をすることが可能です。

▼子宮頸がん検診については、北九州市のHPも確認ください
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/17200034.html

 

胃がん検診

北九州市の胃がん検診は50歳以上の方が2年に1回、バリウム検査(胃透視検査)か胃カメラ(胃内視鏡検査)を1,000円で受けられる制度です。
haloクリニック小倉の胃がん検査の機器は、富士フイルムが開発したAIを搭載した胃カメラ「CAD EYE™」を導入しています。特殊な光を胃や食道の粘膜に当てることにより病変部がわかりやすくなっていて、がんやポリープなどの病変が疑われる所見をここは怪しいですよ、とAIが教えてくれます。
膨大な臨床データから、深層学習を活用して開発された「CAD EYE™」を用いて、医師の目とAI 技術で、より精度の高い内視鏡検査を実施致します。

但しこの胃がん検診は50歳以上の方で胃薬や胃の治療を受けている方は対象にはなりません。また、主に国民健康保険を使ってらっしゃる方で職域の検診が受けられない方が対象になっておりますのでご注意ください。普通の保険診療で胃カメラを受けるよりもずっと安い料金になりますから、50歳以上の方で胃の検査をしたことがない、治療も受けていないという方は、当院で胃カメラの検診を受けていただけたらと思います。

▼胃がん検診(胃内視鏡検査)については、北九州市のHPも確認ください
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/17200236.html

 

肝炎ウイルス検査

肝炎ウイルス検査は、B型肝炎とC型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを無料で検査します。この肝炎ウイルス検査の年齢は関係ありませんが、一度受けると北九州市の制度を使ってはもう受けられませんので、一度も受けたことない方は是非受けてみてください。

▼肝炎ウイルス検査については、北九州市のHPも確認ください
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/17200029.html

 

大腸がん検診

北九州市の大腸がん検診は、北九州市在住の40歳以上で会社等の検診を受ける機会の無い方が対象で、1年に1度、500円で検査いただけます。
2日分の便の一部を採取用のキットでお持ちいただき、便に混じった血液を検出する検査を実施します。
便の中に血が混じっている場合は、口からお尻までのどこで出血しているか、この検査においては大腸で出血している可能性が高いということで便潜血の検査をやって、それがもし陽性であれば大腸の検査を受けることをお勧めいたします。便鮮血検査は1回やってみて陽性だったけど2回目やってみたら陰性だったからといって安心はできません。大腸の出血というのは、その時によって出血していても、ちょうど自分が採ったところに血液が混じっていないこともあります。1回でも陽性になったらそれをきっかけにしてぜひ大腸の検査を受けていただければと思います。
これは科学的に証明されているのですが、大腸がんに関しては大腸カメラを5年に1回でも定期的に受けている方は、明らかに大腸がんで亡くなる確率は低くなるということがわかっております。
大腸検査を受けようと思うのは敷居が高いかもしれませんが、大腸の便の採取というのは何も痛くもない検査ですから、それを受けていただいて陽性になったらぜひ検査を受けてください。
何度も検査を嫌がってたけど、私が説得して大腸検査を受けた方に2人、大腸がんが見つかりました。嫌がらずにぜひ大腸検査を受けてください。それで助かる命がたくさんあると思います。
北九州市の大腸検査において、便検査で陽性であった場合は、連携医療機関を紹介いたしますので、大腸カメラができる医療機関で大腸検査をぜひ受けてください。

▼大腸がん検診については、北九州市のHPも確認ください
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/17200032.html

 

北九州市の各種検診についてのメッセージ

haloクリニック小倉 院長の大渕 美帆子

北九州市では様々な検査がご負担の少ない値段で実施できます。
39歳までは若者健診があり、40歳以上の方はいろんな健診がそろっております。
特定健診、女性の乳がん検診・大腸がん・肝炎、50歳以上の方の胃がん検診、ぜひご活用いただき、ご自身の健康状態を確認するような習慣をつけていただければと思います。

 

北九州市が実施している各種検診検査はhaloクリニック小倉がオススメです。当院こだわりの5つの特徴

haloクリニックは年に1度の受診の負担が軽減できる仕組みや医療設備・技術、空間作りにこだわっています。その健康診断・人間ドックの特徴を5つにまとめてご紹介します。

 

特徴1. 医師が全員女性、婦人科検査は女性技師が担当

穏やかな気持ちで検査いただけるよう、総合内科医で女性外来や漢方医療など幅広く経験豊富な大渕院長をはじめ、婦人科・皮膚科・心療内科の各専門分野の医師や検査技師は全員女性です。
また、女性のみの受診日を月曜と木曜に設けています。

 

特徴2. 女性特有のがん検査が同日受診でき、精度の高い乳がん検診を提供

乳がんや子宮・卵巣がんなど、女性特有のがん検査が同日にご受診いただけます。
乳がん検診機器はマンモグラフィでの異常が疑われる場所をエコー機器で共有する機能のものを採用。
日本乳がん検診精度管理中央機構認定の女性技師が在籍しております。

 

特徴3. AI内視鏡画像診断支援システムを導入

がんやポリープなどの病変が疑われる所見をリアルタイムに検出する、
最新のAI 内視鏡画像診断支援システム「CAD EYE™」を搭載しています。
医師の目とAI 技術で、より精度の高い内視鏡検査を実施致します。

 

特徴4. スムーズな検査体制とスピーディな検査結果

当院の健康診断と人間ドックは、多忙な日々の合間でもご自身の健康と向き合っていただけるよう、時短をキーワードに、オンラインを積極的に活用し時間帯ごとにご予約の上限を設け、待ち時間を最小限にご案内できるよう努めています。

各種健診・人間ドックの結果は2〜4営業日中※にオンラインでお知らせします。
※特殊な検査はご案内よりお時間をいただく場合もあります。

特徴5. リラックスしていただける心地よい空間づくり

 

検査室へ続く廊下は直線でなく、湾曲を描いています。これは、お待ちいただく方同士の視線を感じることなくパーソナルスペースを保ち、リラックスいただけるように工夫しました。
あえて病院らしさを取り除いた空間デザインとアロマの香りで安らぎと落ち着きを感じることがでるよう努めています。